宮司のごあいさつ

 伊香具神社ホームページを見ていただきましてありがとうございます。

 当神社は今から1400年近く前に創建され、この地域の開拓祖神である「伊香津臣命」という神様をお祀りする延喜式明神大社という歴史ある格式高い神社です。

 御祭神はこの地の開拓祖神である伊香津臣命という神様です。

 伊香津臣命とは羽衣を取られ天に帰れなくなった天女(白鳥)と結ばれたという羽衣伝説の主人公伊香刀美とも重なる神様です。この伝説は日本三大羽衣伝説の一つとして数えられ、数ある伝説の中でも日本最古の羽衣伝説として現代まで語り継がれています。また近くに鉄の産地もあることから物部氏との関係も深いようです。古代神社の前あたりは白鳥が飛来するような入り江であったといわれ正面にある大きな風格のある鳥居はそのことをあらわしています。また神社の前の長い参道には八重桜が植栽され4月末の満開の時期にはライトアップもされます。

 当地域は市町村合併前には伊香郡といい、古代は当時の都と日本海を結ぶ交通の要衝でもありました。またこの地は、古戦場の賤ケ岳を含む伊香胡の山々を背景にして、前(南)には田園が開け、東には余呉川の清流が南北に流れています。この地形は、比叡山を背景に前(南)が開け、鴨川が流れている“京の都”と同じ構えになっていて神の霊威のとどまるところです。

 しかし神社は賤ケ岳の合戦などの戦乱にあい所蔵していた宝物類も消失し、災害や老朽化などにさらされました。その都度再建し維持して来られた先人のご苦労に改めて深く思いをいたしながら、ご利益を戴ける氏神様を大切にお守りしていくと同時に、今後も神社の尊厳維持に努めてゆく所存であります。

 今後とも皆様方の伊香具神社への一層の尊崇とご協力をお願いいたします。

伊香具神社 宮司 伊香忠雄 

宮司 伊香忠雄

宮司の経歴

昭和20年4月10日生まれ
滋賀大学経済学部卒業
昭和46年 先代宮司死去に伴い実家へ
昭和48年 神職研修受講
昭和53年 宮司資格取得
昭和53年9月 伊香具神社宮司就任 
近隣の6社を兼務する
昭和48年より平成17年まで公務員を兼務する。

神社紋

上がり藤
上がり藤